京都の朝はイノダから。

今日はゆっくりと寝ていた。

そしてゴハンをしかけ忘れていたことに気付く・・・

寺町二条下ったところの上海美食酒家で雪菜そば（日本でいう高菜ラーメン）を食べる。
心身ともに満たされる。
が、さらに眠いので堺町三条のイノダコーヒーまで歩いてゆく。
満席かと思ったが、2階が空いていた。
ひたすら落ち着く。
実は1年以上、足を運んでいなかった。
最近やたらとカフェがオープンするからで、ちょっと休むくらいなら遠くまで行かなくても、安くコーヒーがのめるのだ。

カフェでおしゃれにコーヒーをすすって出ていく。

それを望んでいないことが今日わかったような気がする。
急かされる感じのない雰囲気。
いろんなタイプのカフェができて、心地よさを追及しているつもりでも、何か足りない。
または何かうるさい。
目にうつるもの、聞こえてくることば。

望みもしないことを、親切にしてくれるお店のひと。
とても言いにくいことだけれど、視線を感じて、そういう店は本当に居づらい。

イノダはおいしいものを出してくれる。
コーヒー（アラビアの真珠）が美味しい。
なつかしい感じのフルーツサンド。
銀の皿にのせられてくる。
最大限ほっといてくれてゆっくりさせてくれる。
さあ帰ろうかと外に出ると雨。
そしてお客さんが傘を持っていないことに気付くと、大きな声でお貸ししますと何度も言ってくれるのだ。
その絶妙な気遣いに、また行きたくなる。