知りたくない存在

2003年3月2日
今日は午後から近くのパン屋さんの喫茶室に行った。

雨が降りつづいている。
寺町通りがよく見えるこの店ではリラックスできる。
人の往来を眺めているのも楽しい。

ここは珈琲をおかわり自由で330円。
焼きたてのパンは150円。
店員さんがスライスして持ってきてくれるパンはカゴにいっぱいで、種類も豊富。
好きなものを選んでお皿に置いてもらう。
で、これも時間がたつともう一度「いかがですか」ときいてくれる。
安いなぁ。嬉しい。
とにかくそんな感じでくつろぎまくっていた。<(^^)>


なのに君は発見した。
私に近づいて言う。

「なぁ、あそこに何かある」

「どこよ」

「テーブルと椅子のあいだから見えてしまった(--;)」

「なにが」

「あそこに・・・」と私に近い床を指さす。

そこには、全長8センチのソーセージが転がっていた。
見るからに、『飛ばされました』という感じ。

これは悔しいパターンだ。
結構きれいな状態のまま、ということは、
まさに食べようとしたその時逃げられた!
のだな〜。(^^;)

しかしそれはやたら自己主張していて、見ているうちにどんどん妄想を掻き立てる。

君は言う。
「結構笑えるよね」

言うな、それを。
今耐えている真っ最中。
なのに腹筋が、ゆるゆるとスタート地点へ向かう。

「何か発生してるよね」

だから、言うな。


「ここに居ますって言われてるってか?(^^;)」


聞き返した途端、腹筋が震え出す。
はい、走り出してしまいました。

今日は特に脱力していて、理性が効かないんだよ。
笑いが止められない。
顔がニヤつく。
無理に澄ます。
が、ニヤつく。
また澄ます。
でもニヤつく。
5秒単位の切り替えが辛い。

君に訴える。
「笑いの滝壷から脱出不可能」

「ナニ?!」

「どうしてくれる(^^;;;」

「知らん(^^;)」

「見られてる」

「何に」

「・・・!!!(^^;)」

君は話を振っておいて、涼しい顔で本を読み続けている。
邪魔したら悪いと思い、10分耐える。
が、もう我慢できず。
私の席からだって、ヤツは見え続けている。
揺れ続ける腹筋を抱えつつ、ボールペンの先で君の手をつつく。

私は忘れない。
その瞬間の君の、冷たい流し目。
しかもわざとめっちゃ細い目で見たな。
憎さがジワリとこみあげつつも、

「助けて」

「どうやって(--;)」

「う」

「やっぱり何か発生してるよね〜」

「(^^;))))))))」

「顔をソーセージに近づけるなっ(^^;)」

直接対決療法は無駄に終わる。

「撤去してほしい」

「掃除まで絶対ムリ(^^+)」

さらに時間がたち、腹筋が疲れるとともに笑いはおさまった。
もうリラックスどころではなくなっていた。
君は作業中なので一人で外に出る。

雨の匂いで落ち着きつつ、御所まで歩く。
散歩して、家へ。

6時すぎ、夕食のしたく。
7時、君からの電話。

「閉店まであったよ」

報告は結構ですっ。(- -+)

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